間違いなく全国トップレヴェルの教授陣が揃っています。 民法の近江教授，商法の上村教授，刑法の高橋教授，刑訴法の寺崎教授， 民訴法の加藤教授，上野教授，本間教授，法哲学の笹倉教授といった有名 教授が名を連ねており，ロースクールにも大物教授が多いのが特徴です。 近年は商法の江頭教授や刑訴法の井上教授といったビッグネームが東京大 学を退官された後に早稲田のロースクールで教鞭をとるケースも増えてい るようです。 以上のように研究者のレヴェルは非常に高いものがあり，勉強する気があ る人には恵まれた環境といえるでしょう。 ただ，文系学部はどこの大学にもいえますが，単位取得が比較的容易であ り，大した学識を身につけることもなく卒業する学生は少なくありません。 この点は早稲田大学も同様であり，さしたる動機もなく偏差値を基準に法 学部に入った人や，早稲田ならどこの学部でもOKのような選び方で結果的 に法学部に入った人などは，まず勉強しません。学生数が多い分，早稲田 にはそういう学生も少なくないので，質問者様が本気で勉強したいがゆえ に早稲田大学を受験しようという気持ちで質問されたのであれば，明確な 動機をもって受験されるようにしてください。貴重な４年間を有意義に過 ごされるためにも。