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長野県内でのツキノワグマの目撃件数は平年1000件以下だ。しかし、2006年に約3400件を記録して以降、4年おきに件数が跳ね上がり、今年はその「大量出没年」とみられている。5月の目撃件数は91件で、記録がある05年以降で最多になっている。【原奈摘】
北信合同庁舎(中野市壁田)では3日、北信地区野生鳥獣被害対策チームが被害対策に関する講演会を開催した。信大教育学部付属志賀自然教育研究施設の水谷瑞希助教(44)が、野生動物の生態と対策について講演し、市町村の職員らが農作物・人的被害に遭わないための地域づくりについて学んだ。
水谷助教は、北陸3県ではブナやミズナラが凶作の年に山地での餌が不足し、里での大量出没が起こっていると説明。「クマの餌となる樹種を特定し、豊凶の波がわかれば(県内でも)大量出没の年を予測できるかもしれない」と語った。
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